2026年04月02日
へバーデン結節の対処法/ナイトスプリント
へバーデン結節は、加齢とともに手の指の関節部が太くなり、強い痛みを生じます。

へバーデン結節
へバーデン結節は、指のいわゆる第一関節(DIP関節)に発症する変形性関節症です。
加齢により進行していき、患部は赤く腫れて隆起し、こわばり感や動きを著しく妨げます。
関節周囲に痛みを生じ、わずかにぶつける程度でも強い痛みを感じて生活に支障きたすこともあります。
また、圧倒的に女性に発症することが多く、2倍から5倍などとも報告されています。
バーデン結節について、詳しくはコチラ↓
https://asano-kasukabe.com/blog/第一関節の痛み へバーデン結節/


治療法
根本的な治療は限られていて、多くの場合は症状をコントロールすることを目的に対症療法となることが多いのが実際です。

ナイトスプリント
ナイトスプリントは限られた治療法の中でも、様々な研究で有効性が認めらえたもののひとつです。
ナイトスプリントとは夜間にDIP関節を固定し、安静にさせることにより痛みの緩和を促す治療です。
これまでの研究では、短期間の使用であっても痛みや指の曲がりに対し改善が認められたことが報告されています。
また、この治療は副作用がない安全な治療であり、比較的コストも抑えられることから実施への障壁は低いものと考えらえます。

当院での取組み
ナイトスプリントには様々な種類が存在します。
自身に合っていないものは、装着時の不快感などがあり、また就寝中に外れてしまうこともあります。
当院では既製のもの以外に、患者様に合わせたスプリントを作成しております。
関節の変形が生じた状態で使用することが多いため、時に既製品では痛みを助長することなどもあります。
オーダーメードの場合、指の形状に合わせて作成することで不快感が少なく使用していただけます。
また、ナイトスプリントの使用が難しい場合でも、簡単なテーピングなどによっても同様な効果がえらることもあります。
へバーデン結節の頑固な痛みでお困りの方はご相談ください。

【参考文献】
1. Watt FE, Kennedy DL, Carlisle KE, Freidin AJ, Szydlo RM, Honeyfield L, Satchithananda K, Vincent TL. Night-time immobilization of the distal interphalangeal joint reduces pain and extension deformity in hand osteoarthritis. Rheumatology (Oxford). 2014 ;53(6):1142-9.
2.Silva PG, de Carvalho Silva F, da Rocha Corrêa Fernandes A, Natour J. Effectiveness of Nighttime Orthoses in Controlling Pain for Women With Hand Osteoarthritis: A Randomized Controlled Trial. Am J Occup Ther. 2020;74(3):7403205080p1-7403205080p10.
この記事を書いた人
あさの接骨院 院長 浅野剛史
あさの接骨院の院長の浅野剛史です。令和2年4月、春日部市上蛭田に当院を開設させて頂きました。
厚生労働省が認定する国家資格である柔道整復師の資格(接骨院の開院にあたり、必須の資格です)を持ち、約10年間、整形外科クリニックに勤務した後、独立開業に至りました。
医学的根拠のある施術方針をご提案して、地域の皆様の健康に貢献していきたいと思っております。
【保有資格】
・柔道整復師
・柔道整復専科教員
・日本柔道整復接骨医学会認定 柔道整復師
・日本超音波骨軟組織学会認定 基礎運動器系超音波検査技師
・登録販売者(医薬品販売業)
【学位】
・修士(柔道整復学)〔東京有明医療大学〕


